引越しをするときには、旧居でのインターネット契約をいったん解約し、新居で新たにネット環境を整える方も多いのではないでしょうか。このときに注目を集めやすいのが、インターネット契約の中でも「回線契約」の方です。
回線契約とは、インターネットをつなぐための「道」を用意するための契約です。光回線やADSL回線など、ネット接続するための回線にもいくつかの種類があり、自身の用途にあった内容で契約しています。
しかしこの回線契約を結んだからといって、すぐにインターネットが使えるようになるわけではありません。もう一つ、プロバイダ契約が必要となります。
プロバイダとは、自宅の機器をインターネットへとつなぐための、窓口のような役割をしている会社です。私たちが自宅で固定回線によるインターネットを楽しもうと思ったときには、この回線契約とプロバイダ契約の両方を結ぶ必要があるのです。
契約時には、必要だからという理由で何となく手続きを進めがちですが、問題は解約時です。「光回線契約のみを解約したから、もう大丈夫!」と思う方もいるかも知れませんが、この場合、プロバイダ契約は無意味な状態なままで継続されていってしまいます。当然料金も、発生し続けていくでしょう。
引越しでインターネットの解約や乗換えをするのであれば、回線契約とプロバイダ契約の両方で手続きをとっているか、入念にチェックしておきましょう。
ただしインターネット業者との契約内容によっては、回線とプロバイダがセットで提供されているようなケースも。この場合、一度の手続きで両方の契約を解除できます。自身の契約内容に基づいて、解約手続きを確実に進めていってください。